会長所信
スローガン
令和6年度 第27代会長 冨田 隆史
じんじょ
仁恕
~先ずは相手を思いやり、語り合い行動し、共に更なる高みを目指そう~
「憧れるのはやめましょう」と今を時めく世界のスーパースター大谷翔平選手は、WBC日本代表だけでなく日本中を鼓舞してくれました。我々八日市商工会議所青年部(以下、八日市YEG)も故郷である地域社会の商工業の健全な発展を図るためには、他の地域に頼るのではなく今後益々我らの故郷で夢を描き明るく元気よく、そして逞しく自立した活動を展開し、地域社会を切り拓くことで地域の老若男女に頼られる更に期待される存在となれるのです。
私たちの住まう故郷東近江市には誇るべき精神があります。それは現代も尚、多くの商人が尊ぶ近江商人の経営哲学「三方よし」の精神です。私たちの心の奥底にはこの近江商人のスピリッツともいえるDNAが存在しているのか、またはこの地独特の程よくお節介な人との関わり方に触れ、そうした近江商人のスピリッツに目覚める人も多いのではないでしょうか。そして故郷に宿す「三方よし」の精神には、相手を思いやり、語り、行動する「恕」の精神があるはずです。
我々、八日市YEGは今年度創立35周年、近畿ブロック大会主管という大きな節目を担う年になります。この節目を強く固い節目とするためにも、どんな時も先ずは相手の心を察し思いやり、語り合い、行動することが必要だと考えます。今年度はこの「仁恕」の想いを大切に活動展開したいと考えます。こうした想いで節目を強く繋ぎ、次世代にバトンを託せれば、逞しくもしなやかにも単会や地域社会、そして地域の商工業が成長できる絶好のチャンスだと確信します。
結びに、八日市YEG創立35周年ではこれまでの先輩諸兄姉の想いを振り返り受け継ぎ、そして40周年に向けて新たな1歩を踏み出し創造しましょう。近畿ブロック大会「江州ようかいち大会」では、近畿ブロックの同志へ我々の故郷東近江市の良さを思う存分に発信し、近江の和の心を伝えましょう。時には焦る気持ちになる事もあると思います。そんな時ほど先ずは相手を思いやり、語り合い行動しよう。決して見返りを期待するのではなく、お互いに当然の思いやりだと信じ行動するのです。そしてまだ見ぬ高い頂へ皆んなで辿り着こう!きっとそこには素晴らしい景色があるはずです。